「タジカラヲの神」は最大の宇宙神、高皇産霊(たかみむすび)の子ーかんながらの道(随神の道)ー神社ができた頃の古代史と古代語8

天 之 種子(あめのたねこ)と中臣氏の関係

御ところで、「 始め て、 鹿島 の 神 を 祀る アメノコヤネ の 孫」 という 伝承 は、 実は、 鹿島神宮 にも 古く から 残っ て いました。

ただし、鹿島の方では、 その 孫 の 名前 は、「 天 之 種子(あめのたねこ)」 と なっ て い ます。

ところがです。

この「 種、 タネ」 を、 弥生 語 で 解く と、実は 面白い こと が わかっ て きます。

タ               ネ(種)     コ

Ta               Nai       Xou

垂                根       子(者)

(宇宙 根元 の 無限 エネルギー)を(媒介・転換)する 者、ということです。

これが弥生語による解読です。

梅の種と言えば、種の中に梅という木に成って花を咲かせ実に転換させるものを言う、ということです。

弥生語とは、こういう風に、一つの言葉の音に一つの意味を宿しているのです、これを一音一義(いちおんいちぎ)と言っています。

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弥生語では、た(Ta)の一語で「「高御産巣日(タカミムスビ)の神」」を表す

「タ・ta」 とは、 タカミムツ や タジカラ の「 タ・ta」 でもあります。

「 宇宙 根元 の 無限 エネルギー」 を 弥生 語 一字 で 表せ ば、 この「 タ・ta」 という 言葉 に なる の です。

それ を「 ネ・nai」 する とは、 どういう こと かと 言う と、「 ネ・nai」 は、「 秩序」 を 意味 する ナ 行 の うち の「 秩序 の 媒介・転換」 を 意味 する 言葉 です から、「 タカミムツ の 子、 タジカラ の 左右 の 珠、 即ち ピカ のと プツ の 神 を 媒介 転換 する 者」 という 意味 に なる の です。

これ が、「 種子」 という 弥生 語 から わかる 意味 です。

つまり、「 種子」 という 名前 自体 が、「 ピカ と プツ の 神 を 中 執り 持ち て 祀る 者」 の 意味 を 持っ て いる の です。

「 中臣」 という のも、神と人の間に立って「 神 を 中 執り 持ち て 祀る 者」 の 意 だ と する と、「 種子」 と「 中臣」 は、 結局、 同じ 意味 だ ったという ことが分かります。

一般 には、 タカミムツ の 子 の 垂 力 (たじから)とは、 記紀 では、「 天 の 岩戸」 を こじ開け た 怪力 無双 の「 手力 神」 として 知ら れ て い ます が、 タカミムツ と タヂカラ を 親子 関係 と する 記述 は 文献 として は、 見当たり ませ ん。

タカミムツとは、古事記の中の「高御産巣日(タカミムスビ)の神」のことで、神文では、天御中主の神という混沌状態から発展的に現れた、現時点での事実上の「宇宙根源の無限エネルギー」の最高神です。

そして、「 委細 心得」 では、 宇宙 大 の エネルギー で ある 宇宙 神、 タカミムツ の 神 の 子 が「 垂 力(タジカラ)」 で、 それ を、 地球 レベル で 天 と 地 の 力 として 左右 に 分け た もの、 それ が、 鹿島 の 神、 タケミカツチ の「 ピカ」 で あり、 香取 の 神、 フツヌシ の「 プツ」 だ ということ です。

この 辺 も、 記紀 の 伝える ところ とは、 かなり 違っ て い ます が、 記紀 が神話として擬人化(人間のように描くこと)して 描い て 見せる「 怪力 無双」 という タジカラ の 神の捉え 方 は、 弥生 語 の 視点 から みる と 、まあ 当たら ず と 言え ども 遠から ず、 といった ところ でしょ う か。

「タジカラ」は、最大の宇宙神、高御産巣日の子

「天照大御神による天の岩戸神話」の中でも、太陽神の岩戸隠れをこじ開けるところの描写など、やはり「タジカラ」は、さすが最大の宇宙神の子と言えます。

タジカラ の 神 について は、 記紀 には これ 以上 の こと は なに も 記さ れ て い ませ ん。 むろん タジカラ の 神 と タケミカツチ と フツヌシ との 関係 について は、 記紀 の どこ にも 書い て いない の です。

だから、 これ まで この 両者 の 関係 は 理解 でき ませ ん でし た。

ところが、「 委細 心得」 には、 この よう に はっきり と こ

タジカラの神

の 三神 の 関係 を述べているのです。

そして タカミムツピータジカラーーピカー・プツ の 弥生 語 が 理解 できれ ば、 この 関係 も はっきり と わかってくる の です。

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